こんにちは! ‟ささぼう”です!
以前、僕がおったまげた子どもからの質問を記事にしました。(↓の記事です)
→【天才!?】ささぼうが ‟おったまげた” 子どもの質問(3選)
しかし、科学館に質問してくれるのは、子どもだけではありません。
大人の方からも、たくさんの質問が寄せられます。
簡単なものから、なかなかヘビィなものまでさまざま・・・。
今回は、印象的だった天文関係の質問を3つ紹介します。
解説もしますね!
確かにそう思うよな~っていうものばかりです!
※この記事を書くにあたって、個人が特定されるような情報が入らないように、十分に気をつけました。
①明け方に見たあの光はなんだ?UFOか!?
ある日、開館と同時にすごいテンションで質問しに来た男性が。
「朝、すごく光っていた光はなんだ? 星にしては明るすぎるぞ!
もしかしてUFOじゃないか!?」
僕が「どちらの方位に見えたかわかりますか?」と聞くと、
「俺んちの小屋の上だ!」
それじゃわからんよ~(笑)
こういう質問って、たまにあるんです。
ですが、こういう時の答えは、
だいたい金星です!
明け方に東の空に輝く金星を、「明けの明星」といいます。
これが登ってくるのは未明から明け方ごろ。
空から星が消えていく頃に、逆に姿を現すので、星だとは思えない人も多いみたいです。
ちなみに、どのくらい明るいのでしょうか?
最も明るい1等星はシリウス(おおいぬ座のα星)です。
その見かけの等級は 「-1.46」。
‟明けの明星”の等級はというと「-4」。最も明るい時で「-4.7」にまでなります。
金星は太陽の光を反射しているので、こんなにも輝けるんですね!
②地軸ってどこに刺さってるの?
そう来たか~(笑)
確かに、そう思うかもしれませんね!
もちろん、実際に地球に何か物理的な軸が刺さっているわけではありません。
地球が自転する際の回転軸、北極点と南極点を結ぶ直線のことを地軸と言います。
ちなみに、北極側の地軸の先にある星が北極星です。
なので北極星は北の空で、ほとんど動かないのです。
③なんで出てきたばかりの月は大きいの?
これ、するどい質問ですよね! 皆さんも同じように感じたことはありませんか?
月が登ってきた直後、あるいは沈む直前、低いところに見える月は、空の高いところにある月よりも大きく感じます。
もちろんそんなことはありません。この現象は錯覚です!
月が低いところにあると、ビルや山などと大きさを比べてしまいます。高いところにあると、比べるものが何もありません。
大きいことを知っているビルや山と比べているので、月も必要以上に大きいはずだと思い込んでしまうんです。
その結果、低いところの月を大きく感じてしまう、ということだそうです。(いろいろな説がありますが)
ピンと来ないかたもいらっしゃるかもしれませんね!
例えば、↓の「A」と「B」の丸はどちらが大きく感じますか?
「A」の方が大きく見えますよね!
ですが、もうお察しの通り、「A」と「B」は同じ大きさです。
この錯視も、比較によって円の大きさが変わって見えています。
最後に
今回は大人の方からいただいた質問を3つ取り上げました。
たいていの科学館には、それぞれに得意分野を持ったスタッフが複数います。
また、特に専門的な質問であれば、それに答えられる機関に取り次ぎます。
なので、もし疑問があれば、遠慮なく近くの科学館に聞いてみてください!
また、パパさんママさんが子どもに聞かれて困った質問があれば、それも科学館に問い合わせてみてくださいね!
ちなみに、僕のツイッターか、このブログの問い合わせでコメントいただければ、できる範囲でお答えさせていただきます。
「ささぼう でもいいよ!」という方は、ぜひお声がけください!
(もしかしたら、ツイッターのネタにさせていただくかもしれませんがww)
さて、このブログでは、楽しい工作をたくさん紹介しています。
ぜひ他の記事も読んでみてくださいね!
それでは、また次回の ‟かがくらふと”で!
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