おすすめ:小学校低学年 所要時間:各10分程度
こんにちは! ‟ささぼう”です!
皆さんは「実験」って好きでしたか? 小学校の理科の時間、夏休み・冬休み中の自由研究、中学や高校の授業など、「やったことが1度もない」って人はいないのではないでしょうか?
僕は理科の実験が大好きでした!
ただ「実験」と聞くと、理科室で、大掛かりな道具を使って、というようにハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
ですが、そんなことありません!
今回は「水」を使った、お家で出来る実験を3つ紹介します。
ぜひ親子で楽しんでください!
実験①:勝手にうごくコショウ
あることをすると、、、意外な動きでビックリしますよ!
用意するもの
- お皿・・・今回は四角いものを使いましたが、何でも大丈夫です。
- コショウ・・・細かいものがお勧めです。
- 食器用洗剤・・・これもなんでもOK!
- 水・・・水道水でOK!
実験方法
お皿に水を入れて、そこにコショウを振ります。
水面がさらっとコショウで覆われる程度でOKです!
次に、指にちょっとだけ洗剤を付けてください。
その指で、コショウの真ん中にそっと触れると・・・。
コショウが勝手に動く!?
初めて見ると、すごくビックリしますよ!
動画でもどうぞ。
なんで!?
水には表面張力という力があります。
液体または固体の表面が、自ら収縮してできるだけ小さな面積をとろうとする力。表面に沿って働く。界面張力。
広辞苑
要は、水同士が‟ぎゅ~”っと縮こまって、なるべく小さくなろうとする力のことです。
水滴が丸くなるのはこの力です。
コップいっぱいに水を入れると、水面が盛り上がりますよね。
これも‟表面張力”です。
そして食器用洗剤には、この表面張力を弱める力があります。
食器用洗剤がお皿中央の表面張力を弱め、その結果、皿のフチの水が持っている表面張力に、コショウが引っ張られて動いたということなのです。
実験②:ビー玉は何個?
まずはこちらをご覧ください。
空気中では、ジェルポリマーとビー玉の違いが分かりにくいですが、水中だとすぐにわかりますね!
用意するもの
- ジェルポリマー・・・100円均一のお店で売っています。無色透明なものがいいですね。
- ビー玉・・・無色透明なものを用意します。
- 透明なコップ・・・色が入っていないものがいいです。使い捨てのプラコップでもOK!
- 水・・・水道水でOK!
実験方法
ジェルポリマーをコップに入れ、その中にビー玉を押し込みます。
この状態だと、ほんとにポリマーとビー玉の区別がつかないですね。
あとはここに水をいれると、、、。
ビー玉出現!!
なんで!?
ジェルポリマーはほぼ「水」で出来ています。
なので、水とジェルポリマーの間では光が直進します。その結果、僕たちにはジェルポリマーが見えにくくなるんです。
しかし、ビー玉と水の間では光が屈折するのでビー玉は見えます!
この2つの差によって、ビー玉が出現したように見えたんです。
注意すること
実験が終わったジェルポリマーを水道に流さないようにしましょう!
ジェルポリマーが水を吸って大きくなり、水道が詰まってしまうことがあります。
捨てる際は、乾燥させてから自治体の区分に従って捨ててくださいね。
また、ジェルポリマーは絶対に口に入れないようにしてくださいね!
実験③:水中シャボン玉
コップの中に、シャボン玉を作ってみましょう!
用意するもの
- 透明なコップ・・・色が入っていないものがいいです。使い捨てのプラコップでもOK!
- 食器用洗剤・・・なんでもOK!
- 水・・・水道水でOK!
- ストロー・・・なんでもOK!(当たり前ですねww)
実験方法
水200ccに食器用洗剤を10滴ほど垂らし、石けん水を作ります。
これで準備完了です!(はやっ!)
続いて、実験の操作です。
ストローの先を3cmほど、石けん水に入れます。
先を入れた状態でストローの上を塞ぐと、石けん水をストローの中に閉じ込めることが出来ますので、そのまま水面から5mmほど上の場所から石けん水を落とします。
すると・・・、
水中にシャボン玉が出来るんです!
ちょっとコツが必要ですが、とても楽しいですよ♪
なんで!?
食器用洗剤には、界面活性剤というものが入っています。
これは、水になじみ易い部分と、油になじみ易い部分を持っているんです。
石けん水の水面は、油になじみ易い部分が表面になっています。
そして、ストローから落ちた 石けん水 も同じようになっています。
油になじみ易い部分同士が向かい合っていますので、瞬間的に水をはじいて、水中に空気の膜が出来るんです。
ちょっと難しいですね、、、。「そんなもんなんだ~」くらいで大丈夫ですよ!
自由研究にも!
今回の実験で使ったものは、「水」「食器用洗剤」「コショウ」と、どんな家庭にもあるものがほとんどです。
(ジェルポリマーには触れません!)
これらの実験を紹介しつつ、界面活性剤や表面張力について調べてまとめると、立派な自由研究になりますよ!
界面活性剤は汚れを落とす仕組みにもつながります。
最後に
今日は「水」を使った実験を3つ紹介しましたが、いかがでしたか?
本来、なんでだろう?不思議だな?を解決するための方法の1つが「実験」です!
子どもの頃からこれに親しんでハードルを下げておくと、理科の授業で実験を行う時も、すんなりと始められると思います。
本屋さんに行くと、実験や工作の本もたくさん売っていますよね!
それらを参考にしながら、子どもの興味に合わせて実験を楽しんでみてください。
また、この3つの実験を通して、身近な科学に興味を持ってもらえたら嬉しいです!
身近な科学への興味喚起として、こちらの記事もおススメです!
他にも、自分で考えて、自分の手を使って実験することは、子どもの知育としても効果的です。
知育によって得られる効果はこちらの記事をご覧ください!
さて、このブログでは、楽しい工作をたくさん紹介しています。
ぜひ他の記事も読んでみてください!
それでは、また次回の ‟かがくらふと”で!
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